ウォーターケフィアの原料「ケフィアグレイン」とは? どのように菌ができる?
近年、健康志向の高い人たちの間で、「ケフィア」を取り入れる健康法が流行しています。
「ケフィア」の見た目はヨーグルトそっくりですが、ヨーグルトよりも多くの善玉菌やバクテリアを含み、免疫力アップや消化機能を改善する効果が期待できると注目されているのです。
ヨーロッパやアメリカでは、自然食品店に行くと様々なケフィア商品が販売されていますが、日本ではケフィア菌や原料について、まだ詳しくは知られていません。
そこで今回は、ウォーターケフィアの原料であるケフィア粒とは何か、どのように菌が生成されるのか、わかりやすく解説していきます。
世界中のセレブたちがケフィアに夢中になる理由は、ケフィア菌の驚くべきパワーにあるのです。では、早速見ていきましょう。
ウォーターケフィアの原料「ケフィアグレイン(ケフィア粒)」とは?
そもそも「ケフィア」とは、複数の乳酸菌と酵母(イースト)が複合して共に発酵することで作られる発酵乳飲料のことをいいます。
私達が日頃食べているヨーグルトは乳酸菌が発酵して作られますが、「ケフィア」は複数の乳酸菌の他に、酵母が加わるため、シュワッとした炭酸のような爽やかさが特徴です。
「ウォーターケフィア」は口当たりがサラっとていて、酵母のおかげで炭酸のような味わいになります。ミルクやヨーグルトが苦手な方も飲みやすいドリンクです。
「ウォーターケフィア」を作るためには、いわゆる「種菌」である「ケフィアグレイン(ケフィア粒)」が必要となります。
「ウォーターケフィア」の原料となる「ケフィアグレイン」は乳酸菌や酵母の成長を促す働きをしてくれる穀物です。サイズは数mmから数㎝の粒状で小さめの共同体です。
※実際には本当の穀物ではありませんので、ビーガンの方もお召し上がりいただけます。
「ケフィアグレイン」はタンパク質、脂質、糖で構成されており、水や牛乳、山羊、羊などのミルクに加えると、発酵プロセスが進み、ケフィア菌や複数の微生物が増えていきます。
水の中で「ケフィアグレイン」が発酵の媒体となり、乳酸菌と酵母が共同発酵し、穀物が菌の成長を促してくれるので、栄養価値が高くなり、美味しいドリンクとなるのです。
ロシア・コーカサス地方だけの貴重な穀物「ケフィアグレイン」
「ケフィアグレイン」の産地は世界有数の長寿の国であるコーカサス地方(旧ソ連の北コーカサス山脈)です。地元の人々は千年前から飲んでいる伝統的な飲み物です。
ケフィアが生まれたキッカケはコーカサス山脈の羊飼が新鮮なミルクを運んでいる際に発酵して発泡性飲料になったから、という話が伝えられています。
水やミルクに「ケフィアグレイン」を入れると保存期間が長くなり、味わいも増して、健康にも良いので、地元では「神からの贈り物」と言われている程、重宝されているのです。
実際にコーカサスに100歳以上の長寿が多いのは、ケフィアを飲んでいるからだと言われています。様々な飲み方ができるので、毎日飲んでも飽きないのも人気のポイント。
「ケフィアグレイン」は確かに自然界に存在する微生物ですが、なぜコーカサス山脈だけに存在するのか、その理由は謎に包まれたままです。現在は研究が進められています。
豊富なバクテリアが消化を助けて免疫力を高める
「ケフィアグレイン」にはヨーグルトよりもはるかに多くの善玉菌が含まれており、マグネシウム、リン、カルシウム、ビタミンA、B2、B12、カルシウム、マグネシウム、リンなど豊富な栄養素を供給してくれます。
プロバイオティクスは消化器官と腸内環境を整える働きがあり、豊富なバクテリアは生きたまま腸まで届くので、腸の内壁を落ち着かせる乳酸が生成されるのです。
1907年出版の書籍「The Prolongation of Life(寿命の延長)」の著書 Elie Metchnikoff教授は、「ケフィアグレイン」は善玉菌が腸内を整えて、健康を維持できると述べています。
また、ケフィアには強力な抗菌特性がありますので、「ウォーターケフィア」を飲み続けることで、感染症の予防や免疫力を高める効果が期待できます。
「ケフィアグレイン」は繰り返し使えてお得
「ケフィアグレイン」は自分で作ったり、他の穀物では代用できないため、「ウォーターケフィア」を作るには通販サイトなどから「ケフィアグレイン」を入手する必要があります。
当サイトでは本場コーカサス地方の「ケフィアグレイン」を使用した「Kefir」ブランドを多数取り揃えています。自宅でカンタンに作れる一式キットをぜひお試しください。
「ケフィアグレイン」を構成している乳酸菌、多糖類、バクテリア、酵母の微生物は生きていますので、一度手に入れると、無制限に再利用することができるのがメリット。
毎日「ウォーターケフィア」を飲んでも、繰り返し作り続ければ、ずっと飲むことができるのでお得に続けられるのも嬉しいですね。
まとめ
「ウォーターケフィア」は水ベースでサラッとしていますので、乳製品が苦手な方、ミルクが好きではない方も美味しく飲むことができます。
水に「ケフィアグレイン」を入れて、そのまま放置することで発酵が進みますので、約24時間後に「ウォーターケフィア」が完成します。
今までどんな乳製品を取り入れても、なかなか体調管理が難しかった方は、一度「ウォーターケフィア」を試してみてはいかがでしょうか。